REVIEW

ひつじ探偵団【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ひつじ探偵団』

REVIEW

“ひつじ探偵団”は、人間の探偵団につけられた名前かと思いきや、字義通り、羊が探偵を務める“探偵団”を指します。さらに、扱う事件は人間の殺人事件ということで、ますます「どういうこと?」と思う方が少なくないでしょう(笑)。本作には、そんな気になる要素が満載です。ちなみに本作は、レオニー・スヴァン「ひつじ探偵団」を原作としています。

映画『ひつじ探偵団』ヒュー・ジャックマン

羊達だけでも、魅力的なキャラクターがたくさんいます。羊達の声は、ジュリア・ルイス=ドレイファス、ブライアン・クランストン、クリス・オダウド、レジーナ・ホール、パトリック・スチュワート、ベラ・ラムジーといった豪華キャストが務めています。羊らしさを充分に残しつつ、見事に擬人化された表情も豊かで、演技派俳優達の声が乗ると、余計に笑えます。やっぱり名優は、声優をやっても上手いのだなと感心します。

映画『ひつじ探偵団』

人間のキャラクター達の魅力も羊に負けていません。キャストには、ヒュー・ジャックマン、エマ・トンプソン、ニコラス・ガリツィン、モリー・ゴードン、ホン・チャウ、ニコラス・ブラウン等が名を連ねています。特に良い味を出しているのは、ニコラス・ブラウンが演じるデリー巡査です。頼りなくて間抜けだけどピュアで憎めないキャラクターを、ニコラス・ブラウンが絶妙な加減で演じていて、何度も笑わせてくれます。

映画『ひつじ探偵団』モリー・ゴードン

主人公は、羊飼いのジョージ(ヒュー・ジャックマン)とされているものの、実質的な主人公は羊達といっても過言ではありません。どうやって名探偵ぶりを発揮するのかと思っていたら、きちんと説得力を持たせる前談がある点が秀逸です。ただ、あくまで羊なので、真相を解明し、真犯人を特定したとしても、人間に伝えるのは至難の業です。そうした展開にも、羊達の活躍ぶりが観られると同時に笑えます。

映画『ひつじ探偵団』

ホッコリできると同時に、推理も存分に楽しめる作品です。過去の動物映画の名作では、『ベイブ』に通じるところがあります。子どもも大人もお楽しみください。

デート向き映画判定

映画『ひつじ探偵団』ヒュー・ジャックマン

殺人事件が起こるとはいえ、推理もののコメディとなっているので、怖い要素はありません。羊達がとにかく可愛くておもしろいので、デートのムードも和やかになるでしょう。豪華キャストが勢揃いしている点で映画好きにも嬉しい作品であると同時に、動物ものとはいえ大人が観ても楽しめる高度な推理が展開される作品となっています。どんな世代のカップルでも楽しめますよ。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ひつじ探偵団』ヒュー・ジャックマン

キッズやティーンの皆さんに強くオススメしたい1作です。なんと、飼い主を殺された羊達が事件解明に奔走するという奇想天外なストーリーで、最初から最後まで引き込まれます。推理ものとして頭の体操になると同時に、笑いどころも満載です。羊達の言動は、人間の言動のメタファー(比喩)としても観られます。どんなメッセージが込められているのか、想像しながら観るのも良いでしょう。

映画『ひつじ探偵団』

『ひつじ探偵団』
2026年5月8日より全国公開
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年4月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年5月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年5月】のアクセスランキングを発表!

映画『アン・リー/はじまりの物語』アマンダ・セイフライド アン・リー/はじまりの物語【レビュー】

アマンダ・セイフライドを主演に迎え、『ブルータリスト』のスタッフが贈る本作は、シェーカー教団の創始者アン・リーの実話を基にして…

映画『モータルコンバット/ネクストラウンド』カール・アーバン モータルコンバット/ネクストラウンド【レビュー】

エド・ブーンとジョン・トビアスが手掛けた同名ビデオゲームを原作とする本作では…

映画『炎上』森七菜/髙橋芽以 心理学から観る映画61:欲求の階層からみるキャラクターの心情『嵐が丘』『炎上』『マテリアリスト 結婚の条件』

今回は、マズローの「基本的欲求」の観点から、キャラクターがどのような心理状態にあるのかを考察します。

映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』水上恒司/ユンホ(東方神起) TOKYO BURST-犯罪都市-【レビュー】

REVIEWマ・ドンソクが主演の人気シリーズ“犯罪都市”の初のユニバース作品として作られた…

映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン 『サヨナラの引力』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『サヨナラの引力』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『プラダを着た悪魔2』来日スペシャルイベント:メリル・ストリープ メリル・ストリープ【ギャラリー/出演作一覧】

1949年6月22日生まれ。アメリカ生まれ。

映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』穂志もえか Never After Dark/ネバーアフターダーク【レビュー】

『忍びの家 House of Ninjas』で、主演、プロデューサーを務めた賀来賢人と、ショーランナー、脚本と監督を務めたデイヴ・ボイルは、映像製作会社“SIGNAL181”を共同で立ち上げ…

映画『ゼイ・ウィル・キル・ユー』ザジー・ビーツ ザジー・ビーツ【ギャラリー/出演作一覧】

1991年6月1日生まれ。ドイツ出身。

Prime Original ドラマシリーズ 『クロエマ』杉咲花/多部未華子 『クロエマ』キャスト登壇!配信直前記念イベント 5組10名様ご招待

ドラマ『クロエマ』配信直前記念イベント 5組10名様ご招待

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

【映画でSEL】イメージイラストドアの奥に草原 セルフ・モニタリングとモデリングの機会となる映画鑑賞(論文紹介)&映画でSELラボOPEN!

株式会社TSトーキョーは、映画でSELラボをオープンしました!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『炎上』森七菜/髙橋芽以
  2. 【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か、映画の場合で考える」参加者募集!
  3. 【映画でSEL】イメージイラストドアの奥に草原

REVIEW

  1. 映画『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』
  2. 映画『アン・リー/はじまりの物語』アマンダ・セイフライド
  3. 映画『モータルコンバット/ネクストラウンド』カール・アーバン
  4. 映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』水上恒司/ユンホ(東方神起)
  5. 映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』穂志もえか

PRESENT

  1. 映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン
  2. Prime Original ドラマシリーズ 『クロエマ』杉咲花/多部未華子
  3. 映画『口に関するアンケート』板垣李光人/綱啓永/吉川愛/MOMONA(ME:I)/ 森愁斗(BUDDiiS) /西山智樹(TAGRIGHT)
PAGE TOP